ロールの定義で可視化される成長の階段
こんにちわ。従業員体験( EX )の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
メンバーの育成や評価を実施するにあたって、成長の階段を整えることは大切です。
成長の階段整備に向けた1つの手段としてのロール定義についてまとめます。
ロールとは?
ロールは業務上の役割です。
- 役割
- 業務
- 求める能力、行動
などを定義します。
ロールを定義するメリット
ロールを定義すると、そのロールにおける責務・業務・求める能力、行動が明確になります。
結果として、マネージャーとメンバーの期待値調整やそれによる評価活動(目標設定、期中の活動、期末の評価)における拠り所ができます。
つまり、ロールを定義で成長の階段がある程度の塊で可視化されることになるのです。
ロール定義の例
従業員体験向上を扱う私たちの部門では
- Junior Employee Experience Engineer(JEEE)
- 従業員体験を向上に関して、問題を解決するための個別のタスクをサポートを受けつつ遂行する
- Employee Experience Engineer(EEE)
- 従業員体験を向上に関して、問題を解決するための小規模プロジェクトの推進や、個別のタスクを単独で遂行する
- Senior Employee Experience Engineer(SEEE)
- 従業員体験を向上に関して、問題を解決するための大規模、中規模プロジェクトを推進する
- Master Employee Experience Engineer(MEEE)
- 従業員体験を向上させることや、従業員体験に関わる知識・スキル面での支柱
のロールが定義されています。各ロールは1〜2つの範囲の評価グレードと対応しています。
また、各ロールに対して想定される
- 業務 - 例: 組織サーベイの設計
- スキル - 例: 設問設計
- マインド - 例: 強みを活かす
をまとめてあります。
これによって、毎週の1on1で現在担当しているロールをベースとして現在地の確認、今後どこを伸ばすかについて常にやりとりできるようにしてあります。
まとめ
ロールの定義は、成長の階段を可視化することができます。
期待値の調整、メンバーの成長、メンバーの評価に関わるコミュニケーションが難航している場合、ある程度の区切りをわかりやすくするためにもロールの定義をしてみるとよいでしょう。